取付時の注意と保守
この製品は、駆動源として「圧縮空気」を使用します。取扱を誤りますと危険を伴うとともに機械寿命にも大きく影響します。取扱説明書に従い充分な知識と経験を持った人が取扱ってください。
アクチュエータにエアを加圧する前に輸送や配管工事の際、アクチュエータ本体に大きな衝撃が加わった跡がないかよく点検の上操作してください。また、アクチュエータ外部には出力軸関係の可動部があります。運転中は近寄らないでください。手動操作は、エアの代わりに手動で開閉する場合に使用されるものです。エアで動かない場合の補助装置ではありません。アクチュエータの出力トルクを超える力でのハンドル操作はしないでください。
-1.配管時、供給ポートよりゴミや異物が入らないように注意してください
配管時、継手および導管などの配管材はエアフラッシングを行いシリンダ内にゴミや異物が入らないように注意してください。
尚、継手にシールテープを使用する場合ねじの先端2mm 程度余して巻くとシールテープの切れ端がポート内に入りません。
-2.配管時、継手は正しくねじ込んでください
供給ポートのテーパーねじに継手をねじ込むときまっすぐ正しくねじ込んでください。
また極端に強い力を加えると、ねじを破損することになりますので注意してねじ込んでください。
-3.操作空気は清浄空気を使用してください
エアラインには、必ずエアフィルタおよび減圧弁を設け操作空気中のドレンやゴミを除去し標準操
作圧力(0.4 〜0.7MPa)で使用してください。
尚、周囲温度が0℃以下になる場合ドレンが凍結しないように注意してください。
-4.無給油で使用できます
バルブアクチュエータは、無給油で使用できますが附属機器保護のため給油しても差し支えありません。
(潤滑油はタービン油1種 ISO VG32を使用してください。)
但し、給油するとシリンダー内のグリースが排出されるので継続して給油してください。
-5.設置場所の注意
設置場所で塵埃の多い所、腐食性雰囲気および雨水が集中する場所で使用する場合はご相談ください。
-6.使用温度範囲内でご使用ください
使用温度範囲は、-5 〜+65℃です。
使用温度範囲を越えての使用は避けてください。
-7.アクチュエータに外力を加えないでください
バルブアクチュエータに強大な力で物を当てたり、強い衝撃を与えないでください。
-8.日常点検
長期間使用しない時でも2 〜3 週間に1 回は作動させスムーズに作動することを確認してください。
・バルブアクチュエータの各部で錆が発生していないか確認してください。
・バルブアクチュエータの各部で漏れがないか確認してください。
・バルブアクチュエータの各部でねじの緩みがないか確認してください。
-9.点検・清掃
作業中や休止にかかわらず年1 回の点検・清掃をしてください。
また、作動回数5 万回或いは2 年を経過すると『分解・点検』の実施が必要です。
詳細についてはご相談ください。